セッション担当者のご紹介

経験豊富な公認心理師・臨床心理士
10時間以上の本研究用に作成された研修を修了

本研究では、ご遺族のケアなどの臨床経験が豊富な公認心理師・臨床心理士が、さらに今回の研究に特化した研修を十分に受けたのち、各セッションを担当します。

セッション担当者 ごあいさつ

杉谷麻里 日本赤十字社医療センター

杉谷麻里
日本赤十字社医療センター

本研究に関心を寄せていただき、ありがとうございます。私は総合病院で患者さんやご家族に携わり、またご遺族のカウンセリングを担当してきました。ご遺族の方々から感じるのは、人間にとって大切な方を亡くすことは、その後の人生に多大な影響を及ぼす「一大事」だということです。今この瞬間にも、深い悲しみや寂しさ、さらには怒りの気持ちで、もがきながらも何とか日常の生活を送ろうと努力されているご遺族がいらっしゃるかも知れません。その努力に心からの敬意を表すると共に、私たち医療者がご遺族のために、さらに何かお力になることができないかと考えたのが本研究です。本研究ではオンラインという特徴を活かし、ご遺族が全国どこからでも、また様々な理由で外出が難しい方でも参加いただけます。本研究をきっかけに、ご遺族の皆さんとのご縁を大切に、ご一緒に歩みを進めていくことを願っています。

清水亜紀子 京都文教大学 臨床心理学部

清水亜紀子
京都文教大学 臨床心理学部

セッション担当させていただく、清水亜紀子と申します。私自身は、ある総合病院の緩和ケア科の立ち上げに関わり、心理専門職として、患者さまやご家族の方々へのこころのケアに携わってまいりました。その中で、急性期病院の性質上、患者さまが病院を旅立たれた後、ご家族の方々と継続的に関わる機会を持つことが難しい経験を多く重ねてきました。そうした状況に対して、もう少し自分にできることはないかと、はがゆさを感じ続けていたところ、ご縁に恵まれ、今回の研究に参加させていただくことになりました。皆さまとのご縁を大切にし、皆さまが抱えているさまざまな思いに寄り添いながら、少しでもこころが軽くなるお手伝いができればと思っております。皆さまが自らのこころをいたわる機会として、研究にご参加いただけることを、こころよりお待ちしております。

菊池 亨子 恩寵財団大阪府済生会泉尾病院 小児科
久保陽子 鹿児島大学大学院 臨床心理学研究科
坂本 結里 医療法人JR広島病院 緩和ケア科
清水亜紀子 京都文教大学 臨床心理学部
管生聖子 大阪大学大学院 人間科学研究科
杉谷麻里 日本赤十字社医療センター メンタルヘルス科
鈴木康弘 埼玉石心会病院 心理相談室
寺戸 沙織 嶋田病院 緩和ケア科
前原寛子 立命館大学 人間科学研究科
山田美紗子 国立精神・神経医療研究センター病院 臨床心理部